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香炉は三寸、南へずれた
ミステリー連載中#mystery_detective#mystery

香炉は三寸、南へずれた

著者: 編集部 · 3話 · 1.0万字

あらすじ

追放された元令嬢・蘭月は、身分を捨てて後宮の下働き侍女として息を潜めていた。配膳で通う梅花宮で、寵妃付きの女官が内側から閂のかかった密室で死ぬ。役人は物の怪と片付けるが、床に散った白粉と三寸ずれた香炉だけが、蘭月の目に奇妙に映っていた。やがて唯一心を許した年下の侍女・小鈴が次の犠牲者として疑われ拷問にかけられる。生き延びるだけでは守れないものがあると悟った蘭月は、父から仕込まれた検死の知識を、初めて自分の意思で使う。

目次

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