

あらすじ
幼馴染の凪は中学のある時期から塩対応になった。LINEは既読スルー、目も合わない。それでも誕生日にだけ届く「おめでとう」の四文字が、私を諦めさせてくれない。大学入学前の春、両家の建て替えで、私は半年だけ凪の家に居候することに。玄関では仏頂面、けれど夜のリビングでは「飯、作りすぎたから食え」と差し出してくる別人の声。学校では今日も目が合わないのに、帰り道、半歩後ろを歩く彼の歩幅は、確かに私に合わせて緩められている。


幼馴染の凪は中学のある時期から塩対応になった。LINEは既読スルー、目も合わない。それでも誕生日にだけ届く「おめでとう」の四文字が、私を諦めさせてくれない。大学入学前の春、両家の建て替えで、私は半年だけ凪の家に居候することに。玄関では仏頂面、けれど夜のリビングでは「飯、作りすぎたから食え」と差し出してくる別人の声。学校では今日も目が合わないのに、帰り道、半歩後ろを歩く彼の歩幅は、確かに私に合わせて緩められている。