

あらすじ
戦国末期の弱国・雍州。将軍であった父を北の蛮族との戦で失い、三兄の影で古兵法書を読み漁るだけだった末弟・凌霄、十七歳。父の一周忌の朝に蛮族再来の報が届き、籠城・降伏・決戦で紛糾する兄たちの軍議の末席で、彼はただ地図の上を指でなぞっていた。だが初戦で三兄軍が壊滅した夜、凌霄は父の遺品である西域伝来の黒い筒「雷槌」と古兵法『孫陽十三篇』の「勢を以て虚を撃つ」を組み合わせ、三百の私兵を率い隘路に伏す。観察者であった末弟が、戦場の作法を一夜で書き換える。寡兵・軍師・下剋上の群像戦記。


戦国末期の弱国・雍州。将軍であった父を北の蛮族との戦で失い、三兄の影で古兵法書を読み漁るだけだった末弟・凌霄、十七歳。父の一周忌の朝に蛮族再来の報が届き、籠城・降伏・決戦で紛糾する兄たちの軍議の末席で、彼はただ地図の上を指でなぞっていた。だが初戦で三兄軍が壊滅した夜、凌霄は父の遺品である西域伝来の黒い筒「雷槌」と古兵法『孫陽十三篇』の「勢を以て虚を撃つ」を組み合わせ、三百の私兵を率い隘路に伏す。観察者であった末弟が、戦場の作法を一夜で書き換える。寡兵・軍師・下剋上の群像戦記。