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湯けむり厨房と忘れた味
異世界ファンタジー連載中#isekai_slowlife#fantasy

湯けむり厨房と忘れた味

著者: 編集部 · 3話 · 1.0万字

あらすじ

王族の舌だけを満足させてきた十五年が、一夜の濡れ衣で終わった。宮廷料理長ユーリは「毒物混入」の嫌疑で追放され、乗合馬車の終点——山間の温泉郷ユバナにたどり着く。宿代もなく途方に暮れるユーリを拾ったのは、古びた温泉宿の老婆タエ。温泉の蒸気で蒸した川魚に岩塩をひと振り——鉱物を含んだ湯気が素材に与える風味は、宮廷のどんな調味料とも違っていた。「正解」を出し続けた料理人が、湯けむりの中で初めて出会う「自分の味」。だが穏やかな日々に、王都からの影が忍び寄る。

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